コラム

CPAPを使う意味をご存じですか?

2026.09.29

~睡眠時無呼吸症候群の治療について~

「CPAPを使うように言われたので毎晩使っています」

睡眠時無呼吸症候群の患者さんの中には、なぜCPAPが必要なのか、使うことで何が改善するのかを十分に理解しないまま治療を続けている方もいらっしゃるかもしれません。

CPAPは、単に保険適応上必要だから使うものではありません。睡眠中の無呼吸を防ぎ、身体にかかる負担を減らすための治療です。

睡眠時無呼吸症候群を放置すると?

睡眠中に何度も呼吸が止まると、血液中の酸素が低下し、脳が繰り返し覚醒することで睡眠の質も低下します。その結果、日中の眠気や疲労感、集中力の低下につながることがあります。

さらに、睡眠時無呼吸症候群は高血圧や糖尿病などの生活習慣病、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患との関連も知られています。重症例では、生命に関わる重大な事態につながる可能性もあるため放置しないことが大切です。

CPAPは何のために使うのでしょうか?

CPAPは寝ている間に空気を送り込むことで気道が塞がるのを防ぎ、無呼吸や低酸素状態を改善する治療です。

大切なのは機械を装着すること自体ではなく、睡眠中に起きている無呼吸を減らし、身体への負担を軽くすることです。そのため基本的には毎晩継続して使用することが重要です。

自分にCPAPが必要な理由を知っていますか?

「いびきがなくなったからもう必要ないのでは?」「日中に眠気がないからやめてもよいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、治療の必要性は自覚症状だけでは判断できません。睡眠検査の結果や無呼吸の程度、低酸素の有無などを踏まえて判断する必要があります。

現在CPAPを使用している方も、なぜ自分に治療が必要なのかを理解し、納得して継続することが大切です。

当院では、ご自宅で受けられる睡眠検査からCPAP治療まで行っています。いびきや日中の眠気が気になる方、CPAP治療について疑問がある方はお気軽にご相談ください。