風邪の症状は治まったのに、咳だけがなかなか止まらない。このような経験はありませんか?
咳が長引く原因はさまざまですが、鼻・副鼻腔・喉などの上気道の病気が関係していることもあります。鼻水が喉に流れる「後鼻漏」や副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などが咳の原因となる場合もあるため、耳鼻咽喉科で原因を調べることが役立つケースがあります。
今回は、咳が長引く主な原因と、受診を検討したい症状について解説します。
風邪が治った後も咳が続く原因
1.風邪の後に気道が敏感になっている
風邪の原因となるウイルス感染が治まった後も、気道の炎症や過敏な状態が残り、咳が続くことがあります。会話や冷たい空気などのちょっとした刺激で咳が出ることもあります。
2.鼻水が喉に流れる「後鼻漏」
鼻水が喉の奥に流れ込む状態を後鼻漏といいます。鼻水が喉に落ちる刺激によって、咳払いや咳が続くことがあります。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などが原因となる場合があり、鼻づまりや鼻水、痰が絡む感じを伴うこともあります。
3.副鼻腔炎
副鼻腔炎では、鼻水や鼻づまりのほか、後鼻漏による咳がみられることがあります。粘り気のある鼻水や、鼻の奥に不快感がある場合などは注意が必要です。
4.アレルギーや喘息
アレルギー性鼻炎などの上気道の病気が咳に関係している場合があります。また、喘息も長引く咳の重要な原因の一つです。夜間や早朝に咳が出やすい、運動すると咳が出る、ゼーゼー・ヒューヒューするといった症状がある場合は、喘息などの可能性も考えられます。
咳の原因は一つとは限りません。症状や経過を確認し、必要に応じて検査を受けることが大切です。
咳が続くときは何科を受診すればよい?
咳が長引く場合、呼吸器の病気だけでなく、鼻や副鼻腔、喉などの上気道疾患が原因となっていることもあります。
特に、鼻水や鼻づまり、喉に鼻水が流れる感じ、痰が絡む感じなどを伴う場合は、耳鼻咽喉科への受診をおすすめします。診察によって鼻や喉の状態を確認し、咳の原因となる病気がないか調べることができます。
一方、喘息などの呼吸器疾患が疑われる場合には、呼吸器内科などでの評価が必要になることもあります。咳が2週間以上続く場合は医療機関に相談しましょう。息苦しさや血痰、高熱などがある場合は、期間にかかわらず早めの受診が必要です。強い呼吸困難がある場合は、速やかに救急受診してください。
咳が長引いてお困りの方へ
咳が長引く背景には、風邪の後の気道の過敏性だけでなく、鼻や副鼻腔、喉などの上気道疾患が関係していることもあります。
鼻水や鼻づまり、後鼻漏などの症状を伴う咳でお困りの方は、耳鼻咽喉科への受診をご検討ください。
本駒込耳鼻咽喉科では、鼻や喉の症状を含め、耳鼻咽喉科領域の診察を行っています。咳が長引いている方、鼻や喉の症状が気になる方は、お気軽にご相談ください。