鼻の疾患

日頃のこまめな処置が大切です

日頃のこまめな処置が大切です

鼻は呼吸をする、においを感じる、体内に入る空気を浄化するなど、様々な重要な役割を担う器官です。しかし一方で外界からの刺激を直接受けやすいため、様々な病気にかかりやすい部位でもあります。

鼻の不調は一見すると些細な症状に思えますが、放置すると生活の質(QOL)を大きく下げてしまう可能性があります。また、鼻炎や副鼻腔炎などは慢性化しやすく、症例によっては自然治癒が難しいこともあります。

文京区本駒込の本駒込耳鼻咽喉科では、まず検査によって症状の原因を特定し、患者さんと一緒に治療方針を検討させていただきます。鼻の通りを改善し、快適な生活を送れるよう、しっかりとサポートいたします。

主な鼻の疾患

鼻炎

アレルギー性鼻炎

スギ・ヒノキなどによる季節性のものと、ハウスダスト・ダニなどによる通年性のものがあります。症状や検査結果に応じて、内服薬や点鼻薬による治療を行います。当院では根治療法として舌下免疫療法も提供しています。
 

薬剤性鼻炎

市販の点鼻薬に含まれる血管収縮薬を頻繁に使用することで発症する鼻炎です。点鼻薬を使用すると一時的に症状は改善しますが、次第に効果が弱くなり、より多くの薬剤が必要になってしまうために起こります。また、抗精神薬や降圧剤なども原因となることがあります。

主な症状

  • 鼻水・鼻づまり
  • くしゃみ
  • 頭痛
  • のどの痛み など

副鼻腔炎

急性副鼻腔炎

細菌感染により副鼻腔に炎症が起こる病気です。当院ではファイバースコープを用いて鼻内を詳しく観察し、的確な診断を行います。炎症が強い場合や症状が長引く場合は、抗生剤による治療を行います。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

3か月以上にわたって副鼻腔の炎症が続く病気です。鼻の中にポリープ(鼻茸)ができることもあり、嗅覚障害を伴うことも特徴です。抗生剤などの薬物療法で改善が見られない場合や、ポリープが認められる場合は手術を検討します。

主な症状

  • 鼻づまり
  • 粘り気のある鼻水
  • 後鼻漏(鼻水ののどへの流れ込み)
  • 頭痛
  • 発熱 など

歯性上顎洞炎

歯への細菌感染による炎症が、上顎洞(副鼻腔の一つ)に波及して起こる病気です。通常は片側性で、歯科との連携治療が必要です。炎症が強い場合は手術も検討します。

主な症状

  • 片側の頬の痛み
  • 歯の痛み
  • 粘り気のある鼻水
  • 口臭 など

副鼻腔真菌症

副鼻腔内に真菌(カビ)が増殖する病気です。多くは無症状で、CT検査などで偶然発見されることが多いです。内服治療では改善が難しく、手術が必要となります。

主な症状

  • 粘り気のある鼻水
  • 悪臭
  • 鼻出血
  • 頬部痛 など

鼻中隔湾曲症

鼻の中央を仕切る壁(鼻中隔)が曲がっている状態です。生まれつきの場合もありますが、ケガが原因となることもあります。症状が強く、内科的な治療による改善が難しい場合には、手術による矯正を行います。

主な症状

  • 片側の鼻づまり
  • 口呼吸
  • いびき
  • 頭痛 など

鼻出血

鼻の入り口付近からの出血が多く、乾燥や外傷、鼻炎などが主な原因です。動脈性で出血が続く場合は、出血点を特定して焼灼する治療を行います。まれに腫瘍性の病気の可能性もありますので、ファイバーなどで鼻内を観察し的確な鑑別を行ってから治療を進めます。
 

主な症状

  • 鼻からの出血
  • 鼻づまり
  • 頭痛
  • 貧血(大量出血時) など

鼻腔異物

鼻に異物が詰まった状態で、特に小さなお子さんがおもちゃなどを入れて取り出せなくなるケースが多く見られます。専用の鉗子やフックで安全に除去します。なお、ボタン電池などの危険な異物の場合は、緊急の対応が必要です。

嗅覚障害

においを感じにくくなる、または感じ方が変化している(変なにおいがするなど)状態です。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの疾患が原因となることが多いですが、まれに神経疾患(アルツハイマー病やパーキンソン病など)の初期症状として現れることもあります。その場合は、脳神経外科との連携の上で治療を進めます。