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理由が思い当たらなければウイルス感染?

のどは、上咽頭・中咽頭・下咽頭からなる「咽頭」と、のどぼとけにあたる「喉頭」を指します。のどは鼻と口とつながっていて、呼吸する、食べ物を飲み込む、声を出すという3つの役割を果たしています。
細菌やウイルスの刺激を受けやすい場所ですが、のどの奥には異物を外に出そうとする防御システムが備わっています。しかし、乾燥などによって防御機能が低下すると炎症が起こりやすく、痛みを感じるようになります。
声の出しすぎ、お酒の飲みすぎなどの理由が思い当たる場合は心配ありませんが、ウイルスや細菌による炎症が疑われるときには、耳鼻咽喉科での治療をご検討ください。
こんな症状はありませんか?
- のどがイガイガする
- ヒリヒリとした痛みがある
- つばや食べ物を飲み込むと痛い
- のどの奥に何かがつまった感じがする など
のどの痛みの原因と考えられる疾患
ウイルスや細菌によるもの
風邪
ライノウイルスやRSウイルス、コロナウイルスなどが原因で鼻やのどなどの風邪症状を起こします。悪化する(いわゆる“こじらせる”)と気管支炎や肺炎につながることもあります。
プール熱
アデノウイルスが原因になり、咽頭炎や気管支炎などのほか結膜炎の症状が出ることもあります。
インフルエンザ
インフルエンザウイルスによって、のどの痛みや鼻水のほか高熱や関節痛などの全身症状が起こります。
ヘルパンギーナ
急性のウイルス性咽頭炎で、口内の発疹と発熱が特徴です。コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどが原因となります。夏に流行することが多く、保育園などで集団生活を送るお子さんによく見られます。
溶連菌感染症
A群レンサ球菌による感染症で、咽頭炎や扁桃炎の症状が出ます。
その他の原因
声帯ポリープ
咽頭にある声帯に腫瘍ができる病気で、風邪や声の出しすぎなどが原因になります。イガイガしたのどの痛みを感じた後、声の枯れや声を出しにくくなることが特徴です。
がん
咽頭がんや喉頭がんなどの初期症状として、のどの痛みが出ることがあります。風邪をひいたときのような違和感しかなく、発見が遅れてしまうケースもあります。発症にはタバコとの関わりが深く、喫煙習慣がある方は注意が必要です。
逆流性食道炎
胃酸が食道内に逆流して胸焼けやすっぱいものが上がってくるなどの症状が現れる病気です。のどがつまった感じやヒリヒリした痛みを感じることもあります。
急性喉頭蓋炎について
のどの痛みを伴う病気で、特に気をつけたいのが急性喉頭蓋炎です。のど仏の上にある「喉頭蓋」は、食べ物が気管に入ってしまわないようにする“フタ”です。呼吸をするときにはフタが開きますが、細菌感染によって喉頭蓋が腫れると呼吸ができなくなってしまいます。進行が急激で、呼吸困難や窒息などの命に関わる症状が現れることが特徴です。
以前はお子さんによく見られた病気でしたが、インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンの普及によって、発症が減りました。一方で、喫煙やアルコールがリスクを高めると言われ、近年では成人男性の発症が増えています。
急性喉頭蓋炎は、発症から数時間以内に窒息まで進行する可能性があります。次のような症状が見られたときは、ひどい腫れによる呼吸困難の可能性があるため、ためらわずに救急車を呼びましょう。
- のどの激しい痛みで水が飲み込めない(嚥下困難)
- 息を吸うとゼーゼー、ヒューヒューと音がする(吸気性喘鳴)
- 息苦しさで声が出ない
- 38℃以上の発熱
- 意識状態の悪化や青白くなる(チアノーゼ) など