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外耳炎とは

耳の穴から鼓膜の手前までの「外耳道」に起こる炎症を外耳炎と言います。外耳道の皮膚はとても薄く傷つきやすいので、耳そうじのしすぎや、耳に入った水、シャンプー、ヘアスプレーなどの刺激が原因になります。耳そうじが癖になっている方では、傷がついて生じたかゆみが気になり、さらに耳そうじをして傷つけてしまうという悪循環が起こるので注意が必要です。
また、長時間のイヤホンや補聴器の使用による高温多湿な状態が原因になることもあります。
外耳炎の症状
- 耳のかゆみ
- 耳を引っぱったり入り口を押したりすると痛む
- においのある白または黄色っぽい耳だれ
- 耳鳴り
- 詰まり感
- 聞こえにくさ など
注意したい外耳炎
外耳道真菌症
傷ついた外耳道に真菌(カビ)が繁殖する病気です。多くは耳そうじのしすぎが原因になり、本来備わっている自浄作用とバリア機能が低下してしまい感染が起こります。
症状は強いかゆみや耳だれ、詰まり感など外耳炎と似ていますが、抗生剤が効きません。週2~3回の定期的な耳の洗浄でカビを除去し、軟膏で治療します。
再発しやすく治療が長期間にわたることも多いので、根気強い通院が必要です。
悪性外耳道炎
緑膿菌という細菌が外耳道に感染し、頭蓋骨まで広がって命をおびやかす危険な病気です。免疫機能が低下している人や糖尿病の高齢者に多く見られます。
強い耳の痛み、悪臭がする耳だれ、外耳道の膿や腫れなどの症状があり、病気が進行すると難聴や顔面神経麻痺などが加わります。
入院での治療が必要になり、死に至るケースもあるため、できるかぎり早期に耳だれなどの症状に気づくことが重要です。
外耳炎の治療
耳だれがある場合は、まず細菌培養検査で原因菌の特定をします。膿などがあれば清掃・除去を行い、点耳薬や内服薬で改善を図ります。
炎症の範囲が広いときや、強い痛みがあるときは、抗菌薬や鎮痛剤なども併用します。
治療中の注意点
耳そうじをしたり耳を触ったりすることで、治療が長引く可能性があります。かゆみが気になっても耳を触らないようにしましょう。
また、細菌感染する恐れがあるため、耳の中に水が入らないよう注意し、お風呂やプールなどに潜らないようにしてください。
治療中も治療が終わってからも、外耳道を清潔に保つことが大切です。清潔なイヤホンを使用する、ヘアスプレーなどが耳に入らないようにするなどを心がけましょう。
耳そうじについて
耳垢にはウイルスや細菌などから耳を保護する役割があるので、すべて取りきる必要はありません。また、体の自浄作用によって耳垢は自然と外に排出されるので、こまめに耳そうじをしなくても問題ありません。
どうしても気になる方は、月に1回程度、耳の入り口から1cm程度の場所を優しく拭き取りましょう。ガリガリとこすったり、奥まで突っ込んだりすることは禁物です。
よくある質問
外耳炎は自然に治る?
軽度の外耳炎であれば、自然に治ることがあります。しかし、かゆみがあるために気にして触ってしまうと症状が悪化し、痛みが強くなったり聞こえにくくなったりすることもあります。気になる症状があるときは、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
外耳炎は再発する?
一度治ったからと言って、耳そうじやイヤホンの使用の仕方などこれまでと同じ習慣を続けていては再発するリスクは高まります。また、耳かきやイヤホンを共有しないこと、清潔に保つことも予防につながります。