- HOME
- 鼻出血
鼻の中は血管がたくさんあります

鼻の粘膜には毛細血管が豊富にあり、特に鼻の入り口すぐの内側(鼻中隔)にある「キーゼルバッハ部位」には血管が集まっています。鼻血の多くはキーゼルバッハ部位からの出血で、数分ほどで出血は治まります。お子さんが気にして鼻を触ってしまったり、大きな血管を傷つけてしまったりすると、繰り返すこともあります。
注意が必要な鼻血
以下のようなケースは「命に関わる鼻血」です。すぐに医療機関を受診してください。
- バケツ1杯ほどの大量の鼻血
- 鼻血に加えて発熱がある
- 出血の勢いが強く、のどに流れて吐き出す
- 20分以上止まらない
- 1週間に3回以上の鼻血 など
鼻出血の原因
粘膜の炎症
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などで鼻の粘膜が炎症を起こしていると、こすったり強くかんだりすると鼻血が出やすくなります。ダニなどのアレルギーがある方は、夜間眠っている間にかゆみが起こり出血することもあります。鼻血を繰り返す原因になるので、炎症を起こす疾患の治療をしておきましょう。
乾燥
空気が冷たく乾燥している冬は、鼻血が出やすくなります。これは、室内外の温度差によって自律神経の機能が乱れることや、粘膜の表面が乾いて傷つきやすくなることが原因だと考えられます。ご高齢の方は特に冬に鼻血が出やすい傾向にあります。
病気による出血
高血圧や糖尿病、肝臓の病気などによって鼻血が出やすくなります。鼻血が止まりにくく、大量に出血することもあります。また、心筋梗塞などの治療薬は血液をサラサラにするので、鼻血が止まりにくくなります。
鼻出血の治療
鼻血で受診された場合、悪性腫瘍などがないか確認するため、ファイバースコープで出血箇所の観察をします。鼻の奥にある太い血管からの鼻血(動脈性出血)の場合は、出血している血管をレーザーで焼灼します。
鼻出血の応急手当
①小鼻を押さえる
鼻血が出たら、まず鼻の柔らかいところ=小鼻を指でつまみます。このとき、上を向いた姿勢を取るとのどに血が流れてしまうので、床や地面を見るようにします。もしのどに血が流れてきたら、口から吐き出しましょう。
②10~15分ほど待つ
小鼻を押さえたまま、15分ほど安静にします。確認しようとして何度も指を離すとなかなか止まらないので、押さえ続けることがポイントです。また、鼻の中にディッシュやガーゼなどを詰めると取り出すときに粘膜を傷つけてしまう恐れがあり、おすすめできません。
③15分経っても止まらないときは
鼻の圧迫によって無事出血が止まれば、受診の必要はありません。ただし、15分以上出血し続ける場合や、鼻血の頻度が高いときには耳鼻咽喉科や救急外来の受診を検討しましょう。