声が枯れる

  • HOME
  • 声が枯れる

長引く声枯れは病気のサインかも

長引く声枯れは病気のサインかも

声が枯れる、出にくいなどの症状を医学用語では「嗄声(させい)」と言い、多くはのどの奥にある「声帯」の炎症が原因です。通常、声帯は呼吸をするときに開き、声を出すときには閉まるものですが、何らかのトラブルによって声枯れが起こります。

一時的に声を使いすぎたときや加齢による声枯れもありますが、病気によって起こっている場合は適切な治療が必要です。長引いていたりひどくなったりする声枯れは、文京区本駒込の本駒込耳鼻咽喉科へお早めにご相談ください。

こんな症状はありませんか?

  • 声がかすれる
  • 声が出しにくい
  • のどがガラガラする
  • 声が弱々しくなった など

声が枯れる原因と考えられる疾患

喉頭炎

ウイルス感染や声の酷使が原因で、喉頭に炎症が起きます。声枯れの中でも特によく見られ、長年タバコを吸っている人は慢性的になりやすいと言われています。

声帯ポリープ

声の出しすぎによって声帯の粘膜に出血や腫れが起こることがあります。声を使わずに安静にすれば自然に回復しますが、そのまま酷使が続くと腫瘍(ポリープ)になってしまいます。炎症を抑える薬の内服で様子を見ますが、ポリープが大きい場合は手術を選択することもあります。また、のどに負担をかけない発声のトレーニングなども必要です。

声帯結節

声帯にしこり(結節)ができる病気です。無理な発声などが原因で生じるため、毎日長時間声を出す職業の方によく見られます。声枯れが起こっているのに無理に声を出すと、しこりが硬くなっていくこともあります。

反回神経麻痺

のどの周辺をコントロールする「反回神経」がダメージを受けることで声帯がうまく開閉しなくなり、声枯れが起こります。呼吸困難や誤嚥などの症状も起こりやすくなります。腫瘍やがんなどが関わっている可能性もあるため、早期に原因を突き止めなければいけません。

子どもの声枯れについて

お子さんの声枯れの原因は、大半が大声の出しすぎによる声帯の炎症です。遊んでいる中でつい声が大きくなり、声帯を使いすぎたことが原因でしょう。
しかし、大人と同じように声の使いすぎによって声帯にしこりができることがあります。多くは安静にすることで改善しますが、お子さんが声を使わないようにするのは難しく、なかなか治らないこともあります。深刻な場合は手術が必要になることもあるので、次のような声枯れがあれば、まずは耳鼻咽喉科にご相談ください。

  • 声枯れが1週間以上続いている
  • 風邪や花粉症などを発症していないのに声が枯れている
  • 長く話していると声が続かない など

また、声帯に負担をかけないよう、下記のような点を日頃からご家族で注意しておくことも対策の一つです。

  • 必要以上に大声で話さない
  • 高い声を出しすぎない
  • まわりがうるさい場所で無理に話さない など