当院では6月より新型コロナウイルスのワクチン接種後に中和抗体ができたどうか調べる検査を始めました。
新型コロナウイルス抗体検査は昨年から当院では実施しており多くの方に受けていただきました。PCRや抗原検査と比べ現在の感染状況を把握することはできませんが以前感染したかどうかを調べることは過去に気になる症状が新型コロナウイルスの感染が原因だったのか、また感染対策は十分だったのか確認することができるのはメリットとして考えております。私自身も6月から1か月に1度抗体検査を行っておりずっと陰性であったことから感染はしていないということが分かり安心したのと同時に11月から発熱外来で新型コロナウイルスのPCRを行っていますが感染対策が十分であったことを証明することができました。
さて今回検査を始めたワクチン接種による中和抗体ができたかどうかを調べる検査ですが今までの検査と何が違うのかというと上の図のようにウイルスを構成するタンパク質に対する抗体の種類が異なるということです。つまり
IgG抗体Nタンパク質→自然感染による抗体
IgG抗体Sタンパク質→中和抗体
を調べることで新型コロナウイルスに関して体にある抗体の有無が分かるというわけです。
クリニックにいらっしゃる方でも職域接種でワクチンを接種される方が増えている印象です。ワクチンにより重症者数や死亡者数は確実に減ると思いますので若年者にも接種が広がっていくことを期待しております。そしてご興味がある方は是非抗体検査を受けてみてください。